夜シネマ「日日是好日」

blog

Sponsored Link


お疲れさまです、東京で生きる女「mt!」です。

2020年4月、世界的に感染者が増加している「コロナウイルス」は様々なものや人に影響を与え続けています。
各国の街から人が消え、犯罪が増えている中、日本は今が瀬戸際だと言われていたりしますよね。
日本の都市である東京では、補償のない自宅待機要請が発表され多くの人々が声を上げ続けています。

先の見えない不安や、飛び交う多くの情報、身体のバランスが上手に取れなくなってきている人も多いのではないでしょうか?
そんな現状に心が疲れてしまった人にこそ、観てほしいのが今回ご紹介する映画「日日是好日」です。

「日日是好日」と書いて「にちにちこれこうじつ」と読みます。
これは元々は禅語の一つとされているもので、禅僧雲門文偃の言葉とされています。
そのため、日本語の禅語としては「にちにちこれこうにち」とも読まれているそう。

この作品は、エッセイストである森下典子さんによる自伝エッセイが原作です。
主演の典子役を黒木華、典子とともに茶道教室に通う従姉妹の美智子役に多部未華子、茶道教室の武田先生役が樹木希林。
2018年10月13日に公開となったこの映画は、2018年9月に亡くなられた樹木希林さんの遺作となりました。

「日日是好日」のあらすじ

真面目で不器用な性格の典子と、竹を割ったような性格の美智子は思いつきで近所の茶道教室に通いだす。
半ば美智子の強引さに流されて通い始めた典子であったが、次第にお茶の魅力に気づきだす。
様々な人生の分岐点と茶道を照らし合わせながら歳を重ねていく典子の成長の物語。

「日日是好日」っていったいどういう意味何だろう

題名にもなっている「日日是好日」はこの作品のキーとなる言葉なんです。
実際この言葉と典子が出会う場所は茶道教室で、掛け軸として飾ってあったのが始まり。
典子と美智子はふたり、掛け軸を見つめ合いながらどういう意味なのか考えます。
そこで彼女たちは彼女たちなりに答えを出しますが、その答えにどうもしっくりきていないふたり。
「一日一日がいい日…?」そのまんまじゃんと笑いながら彼女たちはお稽古を後にするのです。

実際のところ、意味は「毎日毎日が素晴らしい」という意味らしく彼女たちの答えは正解!
しかし、私自身も彼女たちのシーンを観たときふたりと同じような気持ちでした。
意味はわかるけどしっくりこない、だから何なんだろうって。

最後まで答えのない答えと典子の人生

物語のストーリーが進むに連れて、彼女たちを取り巻く環境は変化します。
季節が移ろうのと同じように、美智子は会社を辞め結婚をし、典子は父親を亡くします。
茶道教室武田先生はふたりの私生活には決して口出ししたりすることはありません。
美智子が所作について、どういう意味があるんですかと尋ねれば考えちゃダメと話す武田先生。
彼女が「日日是好日」の意味について話すことは最後までありませんでした。

でも、この彼女たちの日常を観て徐々に感じ始めたことがありました。
それこそが「日日是好日」、毎日が好い日なんだなということ。
美智子は夢を諦めたし、典子は最愛の父を失った、きっとそういう日も好い日だということ。

「いやいや、全然よくないでしょ!」そんな声が聞こえてきそうですが…。
物事の良し悪しに引っ張られる生き方は、きっと心が貧しくなると思ったんです。
おそらく、日々はそもそも良し悪しで決まるものじゃなくて、そもそも好い日だったんだなって。

こんな状況だからこそ、好い日を過ごそう

四季のある日本で、もちろん良い事ばかりじゃない、心配事だってありますよね。
私も、今思い出すだけでも涙が出てくるような出来事があります。
特に今の日本の状況だと、好きな人たちに会えなかったり、大切な行事がなくなってしまったり、たくさんのストレスに押し潰されそうな事もたくさんありますよね。

それでも、そんな今だからこそ、物事の良し悪しばかりに感情を振り回されないでほしいと私は思います。
もちろんしっかりと情報は選び取りながらも、自分の軸を持ってしっかりと生活をしていきたい
外から聞こえる雨音とか、部屋を掃除した後の清々しい空気とか、読書をしながらコーヒーを飲む時間とか、好きな音楽をかけて料理をするとか、そういう細やかな瞬間を今だからこそ大切に過ごそう。

外出はできなくとも少し窓を開けるだけでも、風の暖かさに春を感じられませんか?
できないことより、できることに目を向けて、好い日に生きて生きましょう。

それでは、おやすみなさい。「mt!」でした。

 

 

 

  1. この記事へのコメントはありません。