旅するシティガール【横濱編①】

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その日は雨の予報だったはずが朝から雲ひとつない快晴になった。時刻は正午を回った頃、元町・中華街へ到着。元町の歴史は安政6年、横浜港開港まで遡ることになる。古い歴史だ。1955年に中華街大通りに善隣門が建設されたのを機に、名称が「中華街」となった。その後、街は飲食店や物販店を中心に急速な発展を遂げ、中国情緒豊かな魅力あふれる街として多くの観光客に親しまれている。数多くの飲食店が立ち並び、様々な誘惑の香りが漂う中、わたしが目指すのは江戸清のブタまん、ただひとつ。

江戸清のブタまんは横浜中華街食べ歩きブームの火付け役となった元祖ブタまんとも言われている。通常のブタまんは比にならない大きさの江戸清のブタまんは関西で有名な551の肉まんと少し似ていて厚めのもっちりとした甘い皮が特徴だ。さらに500円というワンコインの価格設定も良心的でうれしいところ。ただ、かなりのボリュームのため友人や恋人とシェアするのが正解。

カラっと晴れた春の横浜、海が近いからか風はまだ冷たくてなるべく日向を歩く。熱々のブタまんはふたつに割ると湯気が立ち昇る、火傷しないように熱々を頬張りながら歩くのが食べ歩きの醍醐味だと思う。朱雀門方面へ道なりにふらっと歩いていると「天后宮」と描かれた煌びやかな廟が見えて、立ち寄ってみることに。赤い提灯が並ぶそこは日本の神社とは全く違う雰囲気で、どうやら恋愛成就パワースポットとして有名な観光名所でもあるらしい。「横浜媽祖廟」に祀られているのは濃い航海の安全を守るともいわれている天上聖母・媽祖(まそ)、媽祖は天后とも呼ばれている。受付の賑やかなお姉さんがお参りの手順を親切すぎるくらいに教えてくれるので、安心してお参りしよう。5人の神様にそれぞれ御線香をあげて回る、この少し煙たい香りがわたしは好きだ。京都にいた頃、季節の変わり目には木が燃える匂いがしてその香りがする度に次の季節に気づかされていた。懐かしい匂い。

最後に竹筒に入った棒くじと神筈(しんばえ)という三日月型の神具をふるって中国式のおみくじをする。ひいたクジの読み方はすこし特殊で、背中を押されるような内容だった。仮にもし、自分の望むような結果が出なかった時は受付前にある火で燃やしてもらえるのだそう。最後の最後、受付の賑やかなお姉さんにあなたは大丈夫よと背中をなでられて少し泣きそうになった。

おみくじの結果を話しながら次に立ち寄った場所は「chai tea cafe」というチャイ専門のカフェだ。チャイ好きとしてここは外せない。券売機でチケットを買って窓口で注文するシステム、建物は2階建で1階はテーブル席がメイン、2階はソファ席がメインになっている。

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写真は定番のチャイ(ソイミルク)と人気ナンバー1のチャイタルトだ。チャイはミルクとソイミルクを選ぶことができて、タルトは温めてもらえるから熱々を食べることができる。他に定番チャイのミルク版とチャイソフトを頼んで食べ合うことにした。チャイはチャイフォーム:スチームチャイ=5:5とこだわりの淹れ方をしたもので面白い食感がする。カルダモンとシナモンの良い香り、これぞチャイという感じでホッとする。ソイミルクとミルクを飲み比べてみると随分味が違ってこれまた面白いのでオススメだ!甘党派はぜひミルクで!チャイタルトはチーズの風味が強め、柔らかめのタルト生地はしっとりしていて寒い季節にはチャイとよく合いそう。チャイソフトは正直よくわからなかった、わたしはバニラソフトがすき、ただそれだけ。

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2階席にあるハンモックに揺れながらフジロックへ思いを馳せる。今年はダントツでSIAが観たい。毎年なにかしらの音楽フェスに参加しているわけだけど、やっぱりフジロックはどのフェスよりも良い。豪雨のせいで下着までびっしょりになったのも今では良い思い出だ。モヒート片手に3人でAsgeirのstardust待ちもしたな。

ハンモックをひと通り楽しんでソファ席に戻ったあと、わたしが以前からオムライスが食べたかったことを思い出してくれて横浜赤レンガ倉庫に食べに行くことになった。赤レンガ倉庫では毎月のように何かイベントが開催されていて、12月頃に開催されるクリスマスマーケットはわたしが好きな催しのひとつだ。冬の海風は凍てつくほどに冷たい。だからもちろん防寒は必須になる、そんな中でホットワインやドイツのソーセージを食べていると心身ともにクリスマスを満喫できているような気がしてくるのだ。

赤レンガ倉庫は主に2つの棟に分かれていて、私たちが向かったのは横濱たちばな亭だ。たちばな亭はオムライスが名物な洋食屋さんで、厨房はガラス張りになっている。そのためオムライスをふわとろにつくっているところを間近でみることができる、高いパフォーマンス性も兼ね備えている。店の前はフードコートになっていて、実際子供連れがかなり多かった。プレーンのオムライスと悩みながらも人気ナンバーワンの洋食屋さんのオムレツライスを注文。

到着したオムライスは光り輝いていて思わず唾を飲み込んだ。立ち昇る湯気が柔らかくて美味しい。人のが到着する前に、熱々の状態でフォークを入れる。中身はケチャップチキンライスで、わたしがオムライスでいちばんすきなやつだ。柔らかくてとろける卵とコクのある洋食屋さんのデミグラスソース、すこし酸味の効いたケチャップチキンライスの愛称は抜群で何度も美味すぎると首を縦にふるしかなかった。

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食べ終わってからは散歩がてら横浜MARIN&WALKへ。横浜MARIN&WALKは2016年3月にオープンした比較的新しい商業施設だ。お洒落なセレクトショップを始め、焼き立てパイが食べ放題の店やソーダをカスタマイズできる店など面白いグルメも充実している。さらにウエディング会場も併設しており、カジュアルにオリジナルに式を挙げたい人々にオススメの場所。

わたしが今回気になっていたのは「COS」というショップ、ユニセックスのファッションを展開している店だ。わたしが「COS」を知るきっかけになったのは大学生の頃にしたイギリス旅行だった。ロンドンでのショッピング中に偶然見つけて知ったブランド「COS」は「H&M」の姉妹ブランドであり、ロンドンを拠点としているブランドだ。お値段はあまり可愛くないけれど、デザインは少し癖がありながらも長く着れそうなものばかりだからとても気にいってしまった。店の外観も洗練されていて入店せずともなんとなくブランドのイメージが伝わってくる。店内をぶらぶらしていると若草色のハンドバックがあって心が惹かれた。春先、少し浮かれ気分で色んなものが欲しくなるのはわたしだけだろうか。

ゴアテックスのアウター、長く使えるハンドバック、木目ソールの白いサンダル、どれも必需品ではないけれど毎日をご機嫌に暮らすためには欠かせないものだ。

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