旅するシティガール【石川編②】

石川に到着したのは日が暮れてからで(石川編①)、本格的な金沢観光は2日目から始めた。
まずは、ホテルから徒歩1分の近江町市場で海鮮食べ歩き!
地元では「おみちょ」の愛称で親しまれる市場は300年もの歴史を持つ場所。
1721年から加賀藩前田家の御膳所として、市民の台所として賑わい、金沢の人々の生活を支えてきた。
午前9時から午後5時までの営業だが、ネタ切れになり次第、店終いになる。
まずは、甘エビと帆立、それからウニを立ち食いすることに。
新鮮なネタはどれも甘みが引き立つ…!臭みも全くない!
生物の次は焼き物へ!
石川は快晴にも関わらず気温は5度、風はないものの朝はまだ冷え込んでいる。
上から、サザエとフグ、それから大好きなツブ貝〜!
これはもうグビッといくしかない…。
串焼きの向かいの酒屋で地ビールを購入していざ!(ご当地のお酒を飲むのが大好きです…)
柚子の香りが爽やかなエールビール、タレで焼いたツブ貝と愛称抜群…!
ちなみに、近江町市場には食べ歩きがしやすいよう至る所にベンチがある!
分別されたゴミ箱も多く設置され、ゴミが路上に放置されていることもないから気持ちいい。
迷路のような路地を抜け、有名な近江牛コロッケ屋さんへ。
私は揚げたての甘エビコロッケをいただくことに!
ゴロゴロ入った甘エビのプリッとした食感と、サクサクカリカリの薄めの衣、ホックホクの甘みのあるジャガイモがが堪らない…。
お土産や自宅用にまとめて買っている人も多く、地元の方々にも愛されている場所だった。
ひとしきり食べ歩きを楽しんだあとは観光名所の「兼六園」へ。
兼六園は近江町市場前のバス停から20分、タクシーだと10分もかからずに到着する。
(ちなみにタクシーだと1メーターもかからず着くため、人混みに疲れた人やバス酔いしやすい人はタクシーを使うことをオススメします。)
兼六園は国の特別名勝に指定されており、日本三大名園の1つだ。
四季それぞれに魅力があり、ライトアップなどもされているが、特に雪に備えて行なわれる雪吊りは冬の風物詩となっている。
また、日本さくら名所100選にも選ばれており、桜の他にも梅や椿が植わっており風情のある景色を楽しむことができる。
茶屋街が並ぶ通りを抜け、兼六園に到着。
小雨から、霰へ、そして雪へと空模様が変わるたびに景色が変わっておもしろい。
深さのある大きな池には番の鴨が泳いでいる。
京都生まれ、京都育ちのため寺社仏閣との距離感はかなり近い方だが、だからこそ幼い頃は大して興味なんてなかった。
でも今ではなんとなく美術館に似たようなところが気に入っていて、純粋におもしろいと思う。
歳を重ねて、こういう景色を美しいと思えるようになってよかった。
園内の中の茶屋、時雨亭は長い歴史をもつ茶屋で、その趣は他の店とは異なる。
午前9時から午後4時まで(正午から午後1時までは清掃のため取り止め)、受付をしてから中に入るシステムだ。
幸いなことにちょうど10分後に次のお茶枠があるらしく受付を済ませて中に入る。
先にお会計をし、待合室へ通される。
次のお茶枠まで、私たちが最初の組だったらしく中には誰も居なかった。
時雨亭からみる庭は先ほどまで観て回っていた雰囲気とはまた違う風情ある景色だ。
庭を眺めながらしばしの待ち時間。
時間になり、通された場所でまずはスタッフの方からのご挨拶。
季節ごとに変わるお茶菓子とお抹茶をいただきながら、再建された時雨亭のここだけの話をゆったりと聞くことができる。
お茶をいただいた後は縁側に出て庭を観られる。
障子を開けると身震いするほど外は冷え込んでいて、ある工夫の施された障子の威力に驚いた。
兼六園をまったり楽しんだあとは「21世紀美術館」へ!
何かと話題のこの美術館、特に話題なのは水中にいるかのような写真を撮れるプールの撮影スポット。
「まるびぃ」や「21美」という愛称で呼ばれるこの場所は2004年に開館。
金沢城からアクセスしやすく、無料入場エリアでも十分楽しめることが話題だ。
そして、いざ入場!
と、思ったのに、この日に限って臨時休館…。
どうやら改修工事が施されているらしく、なんと入ることが出来ず……。
落ち込んでいても仕方がないので、美術館の敷地内に設置された作品を楽しむことに!
地面からいくつも飛び出しているこのパイプはどこかのパイプと繋がっていて、糸電話のように会話することができるユニークな作品。
ワクワクしながら「おーい!」とひと声!
「…。」
こういうこともあるよね。
他にもおしゃれなアスレチックがいくつか!
うん、意外と楽しいかも。
芝生の上でピクニックをしている人もちらほらで、そういうまったりした過ごし方も素敵。
リベンジするぞと強く誓って、次の場所へ。
次に向かったのは、ステンドグラスが珍しい「尾山神社」!
金沢は城下町の代表格であり、実は戦災を免れることが多かった。
そのため、歴史ある昔からの寺社仏閣が多く残っている。
ステンドグラスで有名な尾山神社もそんな歴史ある建物の一つだ。
ステンドグラスがはめ込まれた大きな門は神門と呼ばれ、その異質な見た目から今では金沢の観光名所として栄えている。
参拝後は近くのカフェでひと休み。
たくさん歩いた後の甘いものは身体に染みる…。
向かったのは香林坊に位置するお洒落な内装で有名な「CAFE DUMBO」。
これがもう本当に美味しい…。(詳しくはInstagramで紹介中)
身体も休まる落ち着いたカフェで、近くに住んでたら通い詰めること間違いなし。
この後はちょっといいお寿司屋さん「飛」で夕食デート、それから小松空港周辺で最後のステイ!
このお寿司屋さんで食べた蒸し寿司にほっぺたが落っこちそうに…。(こちらもInstagramで公開予定)
以上、mt!の石川2日目の金沢満喫プランでした!
それでは、また。
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